一枚ずつ、手書きを愉しむ-飾り枠のついた原稿用紙
少なくとも私には、原稿用紙に関して、良い思い出がありません。小中学校の時に書かされた「読書感想文」は、国語が苦手だった私にとって苦行でした。だから、原稿用紙にはちょっとした苦手意識がありました。
しかし、大人になってみると、原稿用紙に対する意識は少し変わったように思います。やはり、日本語を書くには原稿用紙がいいのではないかと。そして、楽しく書くためには、原稿用紙の周りに飾りがついていたら良いのではないかと。
そんな子どものころの原稿用紙への苦手意識を減らすため、楽しく文字を書くために飾り原稿用紙は生まれました。
飾り原稿用紙が初めて生まれた時などの、誕生秘話もぜひご覧ください。
監修者:小日向 京
文具ライター。『趣味の文具箱』(エイ出版社刊)に「旅は文具を連れて」「手書き人」を連載中。著書に『考える鉛筆』(アスペクト刊、2012年)。百貨店文具売場のアドバイザーも行い、日々の生活に彩りを添え、書きたい気分を高めるための文具使いを提案している。
各色50枚入りパッケージ 530円(税別)~(2023年6月1日改訂)
飾り原稿用紙とふたふで箋で採用している「キンマリスノーホワイト」という上質紙は、元来、印刷用紙としての特性が保証されている紙です。このため、万年筆他のインクによる滲みなどの筆記性能については品質の保証外と紙問屋経由で製紙メーカーから通知されました。
結果、筆記性能についてはロットによってばらつきが出る可能性がありますが、当社としてはこの点について保証できません。印刷段階で抜き取り検査をいたしますが、すべてのインクでの筆記性能は確保できないのが現状です。
弊社として、どうしても納得できない筆記性能まで品質が落ち込んだ場合には、紙の銘柄変更も検討したいと存じますが、それまではロットによる振れ幅を味わいとして捉えていただければ幸いです。